消費者の「心」が動く瞬間とは – 後編

前回に続き、今回も「ピーク・エンドの法則」に沿って人間の感情と記憶の関係を上手く活用することで、動画広告を消費者の「記憶に残す」お話しを事例を使ってご紹介します。

前回は、シンプルな物語構成を活用して「心を動かす」、そして映像での場面構成もシンプルにすることで視聴者の物語への理解度を高め「感情を揺さぶる」要素を増やすポイントを事例をもとにご紹介しました。前編のブログはこちらからご覧いただけます。

今回は、動画広告の中で複数の「感情のピーク」を用いて視聴者の感情を高め記憶に残すテクニックを事例を使ってご紹介します。

「感情のピーク」がいくつもある動画ってどんな動画?

Trebor – Give Me Strength

「ありそうな設定」で注意を引く

人間は、自分にも起こりうるような状況や見覚えのあるシーンに意識を向ける傾向があります。そのため、実際に日常で「ありそうな設定」を用いることで効果的に視聴者の心を動かすことができます。このイギリスのミンツで有名な菓子メーカーの動画広告「もう勘弁して」では、駐車場で1台なのに2台分の場所をとる迷惑な人や、電車の座席で必要以上に場所をとる人など、日常的に誰しもが経験しそうな「ありそうな設定」を面白おかしく誇張したり、より刺激的にすることで、「笑っちゃう」瞬間を生み出し複数のエピソードを使い視聴者に非常に強い感情の高まりをもたらしました。

感情が高まる瞬間にブランドが結びついている

感情の高まる瞬間がブランドとしっかり結びついていることで、どのブランドの動画広告なのかを高まる感情反応を活用して、しっかり消費者の記憶に残すことができます。上記の事例では、「笑っちゃう」瞬間があるたびに製品を登場させしっかりブランディングをすることで、「感情を高める」こととブランド名を視聴者に覚えてもらうことを実践しています。

さて、2回にわたり消費者に「感情のピーク」をもたらす瞬間を動画広告に取り入れることで、ブランディングにつながる「記憶に残す」動画広告事例をご紹介しました。「ピーク・エンドの法則」のオンラインプレゼンテーション(英語)はこちらからご覧いただけます。日本語での詳細をご要望の場合はこちらからお問い合わせください

不安定な時代におけるブランドコミュニケーションとブランド構築/ブランド維持

まだまだ先行きが不安な中、ブランドがどのように消費者とコミュニケーションをとっていくのかは、非常に難しい課題です。しかし、こんな時だからこそ消費者はブランドに前向きで明確な姿勢を示して欲しいと感じています。明確なメッセージを消費者に伝えることが出来れば、ブランディングにもインパクトがあります。

弊社は、世界的に先の見えない不安がある中で、少しでもブランドや広告主のお役に立つようなインサイトを得るために動画クリエイティブに対する消費者の感情反応を分析する「UnrulyEQ」を活用し、調査を行っています。現状のような先行き不安な状況においても感情反応を活用し視聴者を引き込む動画広告キャンペーンはブランドが信頼を得、ブランディングに効果的なことが分かってきています。Unrulyの感情分析ツール「UnrulyEQ」は、ブランドのメッセージが消費者に意図通りに伝わっているかを確認することが可能です。最新の事例はこちらからご覧いただけます。

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