コロナ危機とその先でインパクトをもたらす動画広告

Unrulyの12年にわたる調査によって消費者が動画を視聴した際の感情が、人々の行動に影響を与え、ブランディングや売上に大きなインパクトをもたらすことが解明されています。そのことは、コロナ危機のような先の見えない状況の中でも非常に有効な戦略であることも分かりつつあります。

Unrulyでは、この先の見えない状況の中で、中長期的に大きなインパクトをもたらすブランディング(ブランド構築)を試みるブランドの動画広告をUnrulyの感情分析ツール「UnrulyEQ」を活用し、調査してきました。3月からイギリス、アメリカ、ドイツ、オーストラリア、シンガポール、そして日本など様々な国々で調査を行い、感情反応を活用し視聴者を引き込む動画広告キャンペーンはブランドが信頼を得、ブランディングに効果的なことが分かってきています。アメリカの事例はこちらイギリスの事例はこちらからご覧いただけます。

旅行業界など特にインパクトが大きかった業種でも動画のストーリーやメッセージがターゲットとする視聴者にとって「適切」であれば、視聴者を惹きつけブランディングにインパクトがある 

Tourism Australia – With love from Aus ❤ (オーストラリア)

オーストラリア政府観光局の動画は、自宅自粛によって旅行できない状態であっても、オーストラリア人なら誰でもわかるランドマークや美しい景色を見せることで、オーストラリア人を非常に「心温まる」気持ちにさせ(vsオーストラリア標準値アップリフト+273%)、事態が収束した先に待っている旅への「インスピレーション」を非常に掻き立てました(vsオーストラリア標準値アップリフト+202%)。ストーリー設定が多くの視聴者の想いと重なることで、主要ブランド指標であるブランド好意度(vsオーストラリア標準値+55%)や、検索意欲(vsオーストラリア標準値+79%)のアップリフトに非常に効果的でした。

いま視聴者を惹きつける動画広告は、「温もり」が感じられ、何かしらの「情報」が得られと思わせ、「インスピレーション」を掻き立てる要素を活用した動画

Google – Thanks Healthcare (アメリカ)

Googleの動画は、医療現場の最前線で対応に当たっている医療従事者や医療機関への感謝や応援のメッセージをテーマにアメリカ人の心の琴線にふれ、全体的な感情反応をとってもアメリカ人の心を非常に強く動かしました(vsアメリカ標準値アップリフト+91%)。医療現場で感染リスクと背中合わせの中懸命に戦っている医療従事者の姿に、「心温まる」という感情が非常に強く引き出され(vsアメリカ標準値+256%アップリフト)、「家にいよう」という呼びかけに自分でも家にいることで、サポートができることにインスピレーションを非常に掻き立てられました(vsアメリカ標準値アップリフト+203%)。また、検索エンジンを使った演出によって自らの強みを効果的に活用したことで、Googleが提供している新型コロナウイルスに関する情報をもっと詳しく知りたいと思わせることにつながりました(「検索意欲」vsアメリカ標準値アップリフト+91%)。Googleはアメリカ人の感情の高まりを効果的に活用し、心を惹きつけた結果、ブランドに対する好意度が非常に良好でした(vsアメリカ標準値アップリフト+36%)。

視聴者を惹きつけながら、広告とブランドを紐づけている広告は視聴者の記憶に残る

オレオ – Stay Playful(アメリカ)

オレオは、多くの人が自宅自粛をしている状況下で、誰しもが経験しそうなオレオを使った家の中でもできる遊びの様子を軽快な音楽にのせ、一般の消費者が作成したUGCを活用してた動画です。動画の始まりから画面左下にオレオのロゴを表示することで、いきなりダンスシーンから始まり実際にオレオが画面に登場するまで10秒近くかかったものの、エンディングでも製品のアップでオレオブランドを強調出来たことで、視聴後にブランド名を覚えていた人は非常に多くいました(純粋ブランド想起vsアメリカ標準値+20%アップリフト)。ロゴを活用しながら、ストーリーとブランドを上手く紐づけることで、視聴者を混乱させたり、嫌悪感を感じさせることもなく、特に視聴者を「幸せ」な気持ちにすることで、大きく心を動かし(vsアメリカ標準値アップリフト+70%)、結果的にブランドに好印象を抱かせ(vsアメリカ標準値アップリフト+28%)、動画視聴後の行動意向も非常に高いものとなりました(「購入意向」vsアメリカ標準値アップリフト+61%)。

不安定な時代におけるブランドコミュニケーションとブランド構築/ブランド維持

新型コロナウイルスによる先行きが不安な中、ブランドがどのように消費者とコミュニケーションをとっていくのかは、非常に難しい課題です。しかし、こんな時だからこそ消費者はブランドに前向きで明確な姿勢を示して欲しいと感じています。明確なメッセージを消費者に伝えることが出来れば、ブランディングにもインパクトがあります。

弊社は、世界的に先の見えない不安がある中で、少しでもブランドや広告主のお役に立つようなインサイトを得るために動画クリエイティブに対する消費者の感情反応を分析する「UnrulyEQ」を活用し、調査を行っています。

Unrulyの感情分析ツール「UnrulyEQ」は、ブランドのメッセージが消費者に意図通りに伝わっているかを確認することが可能です。

UnrulyEQ調査など、弊社がお役に立てることへのお問い合わせやご質問はこちらからどうぞ。